衝動買いって、悪いコトですか? 無計画に心惹かれて買ってしまう。後悔することもあるけど、運命の出会いになることも......この週末から”衝動買いのプロ”が期間限定の店を開きます。その名も「CRAZY KIOSK(クレイジー・キオスク)」。店主を務めるのは、モノの専門集団「method」のバイヤーを務めるサトウユカさんです。サトウさんが得意とするのは、ファッションやデザインはもちろん、文房具、おもちゃ、コスメ、生活雑貨、食、果てはコンビニに並ぶような商品など、高品質な商品からジャンクまで、ありとあらゆるジャンルに渡ります。まもなく発売のマンガ特集でも、大人向けマンガグッズを選んでいただき...
ともに長い歴史と伝統に裏づけられたドイツのブランド、フットウェアの「ビルケンシュトック」とカメラの「ライカ」が、代官山 北村写真機店にて、写真展「10 Professionals」を開催します。どちらのブランドも、「ものづくり」という点において一貫した世界観を持ちつづける、愛好家の多いブランドです。展示では、独自の才能とこだわりを持ち、アメリカ・ポートランドで活動する10人のプロフェッショナルにフォーカス。日頃からライカのカメラを愛用している写真家、伊﨑真一さんが「ライカT」を用いて彼らを撮影しています。今回展示されるビルケンシュトックを着用した印刷職人、フローリスト、タンナーな...
2020年の東京オリンピックの開催が、あと5年に迫ってきました。競技場の建設などもいよいよ本格化しつつある今日このごろですが、前大会となる1964年の東京オリンピックの熱狂を象徴するビジュアルとして人々の記憶に残っているものといえば、亀倉雄策がデザインを手がけた一連のポスターではないでしょうか。早稲田大学水泳部の岩本光司選手などトップアスリートをモデルに起用し、オリンピックの躍動感を表現した4連作のポスターには、制作から50年以上も経った今でも見る者の心に迫るものがあり、日本のグラフィックデザイン史における名作として語り継がれています。そんな歴史的なポスターに代表される亀倉雄策の...
その土地の野菜や食材を使い、奇想天外な食の風景をテーブルの上に作り出す”foodscape!”で、全国のパーティやイベントで人気の料理開拓人・堀田裕介さん。6月23日、大阪・福島にアトリエキッチンをかねたベーカリー&コーヒーショップ「foodscape!」がオープンしました。foodscape!とは、食べ物の「food」と日本の「風土」をかけ、さらに風景を表す「ランドスケープ」という言葉を組み合わせた造語だそう。「farm to bakery」というコンセプトで、これまでに出会った日本各地の生産者から届く旬の野菜を使ったタルティーヌや滋賀の古酒蔵「冨田酒造」の酒粕を用いた...
国内のブームのみならず、パリやニューヨークでもワインと並ぶ人気を誇る日本酒。日本を訪れた外国人の関心も高いといいます。老舗の酒造「盛田」から、そんな彼らをターゲットにした手ごろな日本酒ギフトが発売されました。ひとつは、じっくりと低温で醸造され、気品のある華やかな香りと、米の旨味を充分に含んだふくよかな味わいが特長の純米大吟醸酒。歌舞伎の化粧法「隈取」を模したラベルは、外国人にもうけるはずです。もうひとつは、『純米飲みくらべセット』。和紙を思わせる小花柄の「純米吟醸」、隈取をデザインした「純米大吟醸」、赤富士をあしらい浮世絵をイメージした「純米」の詰め合わせです。精米歩合...
1755年にスイス・ジュネーブで創業した世界最古の高級腕時計ブランド、ヴァシュロン・コンスタンタンが、夏に向けた爽やかな2つの限定モデルを発表しました。それがオーヴァーシーズ・コレクション初となる、ウルトラマリンブルー(ダークブルー)の文字盤を備えた「オーヴァーシーズ」と「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」です。ヴァシュロン・コンスタンタンが、スポーティかつ高機能を誇るオーヴァーシーズ・コレクションをリリースしたのは1996年のことでした。その特徴は流れるような強く美しい曲線的フォルムのケース、メゾンの象徴でもあるマルタ十字からインスパイアされたベゼル、そして15世紀後半から16...
1984年にアメリカで誕生した、世界初のストラップ付きスポーツサンダル「Teva(テバ)」。本来は、水辺のアウトドアユースのサンダルですが、いまファッションの世界で人気爆発中です。シンプルなスタイルは、アウトドアスタイルはもちろんのこと、スーツスタイルの外しアイテムとしても活躍。そんな今夏のマストマイテムとしてチョイスしたいTevaの秋冬モデルが、早くも登場しました。秋冬といっても、夏でも使えますのでご安心を。なかでもフットベッドとアウトソールのホワイト使いが新鮮な「Sport」コレクションは、ヘビーユース間違いナシ。素足でなくともソックスと合わせるのもアリでしょう。スト...
赤や青などの原色を大胆に使ったカラー・コーディネートと、優雅でスタイリッシュな着こなしを見せる「サプール」と呼ばれるファッション・ピープル。彼らが生活するのは、アフリカ大陸中部に位置するコンゴ共和国の首都ブラザヴィル郊外、バコンゴ地区です。その貧しい生活環境を背景にして、ヨーロッパの高級ブランド・スーツに身を包んだ超エレガントな男たちの姿を撮った写真集の日本語版『SAPEURS the gentlemen of BACONGO』(青幻舎)が、大きな話題となっています。そこには、「サプール」の男たちの優雅さとは対照的な、政治的な紛争や環境問題などの厳しい現実も、彼らの背景にはあるのです。...
プラントハンターとして世界中を旅し、ユニークな植物を届けている西畠清順は、幕末から150年続く植物卸問屋「花宇」の5代目。彼が集めてくる植物は、思わず「なんだこれ!?」と声が出てしまうようなユニークなものばかり。そこにはフレッシュな驚きが宿っています。珍種、新種、突然変異のものなど、希少植物を求め世界中を旅して植物を蒐集するプラントハンターという職業。時には断崖絶壁を登ったり、孤島へ渡ったりと、命がけともいえる過酷な状況もあります。植物の専門知識はもちろんですが、強靭な体力がなければ務まらないし、なにより好奇心と、それを社会へ還元しようという思いが彼を動かしているのでしょう。...
スイスを代表する前衛画家であるパウル・クレーの個展が、世界でも類を見ないほど多く開催されている国をご存知ですか? そう、なんと日本なんです。では、その人気の秘密はなにかというと、それは彼の謎めいた作風にあるようです。クレーといえば、記号的なモチーフを変則的に組み合わせたミステリアスな作風でお馴染みですが、近年の研究で作品の下塗り層や裏側に様々な暗号やメッセージを忍ばせていたことが発見され、さらなる注目を集めています。そんなクレーが投げかけた“謎”に迫る意欲的な「パウル・クレー だれにも ないしょ。」展が、7月5日から宇都宮美術館で開催されます。今回、出展される作品の総数は...
国民的おやつのひとつである「カステラ」。もとをたどると16世紀、ポルトガル人宣教師たちにより伝えられたポルトガル菓子”パォン デ ロー”が原型といわれています。それから500年を超える時を経て、日本で独自に進化したカステラを「ポルトガルに里帰りさせたい」と、パティシエのパウロ・ドゥアルテさんが外国人としては初めて長崎の老舗「松翁軒」で修業し、故郷リスボンに菓子店を構えたのが1996年のこと。そして今春、ポルトガル菓子研究家である妻の智子さんの出身地、京都は北野天満宮の近くにポルトガル菓子専門店「カステラ・ド・パウロ」をオープンさせました。もと造り酒屋の蔵を改装した店内で...
禁欲的な饅頭、繊細な団子があってもいいじゃないか。和菓子をつくろうと思い始めた頃、そう考えていた。 ――本書より「ミナ ペルホネン」や「マリコメッコ」とのコラボレーションなどでも話題の和菓子店「HIGASHIYA(ヒガシヤ)」代表 緒方慎一郎氏の初コンセプトブックが刊行されました。和菓子を取り巻く、「果子(つくる)」「包(そえる)」「茶(ふるまう)」「店(むかえる)」「室礼(くつろぐ)」「同朋(つどう)」など様々な角度から、緒方慎一郎氏の軌跡を集約したこの一冊。内容は和菓子店「HIGASHIYA」の存在意義から、その背景や縁ある人々、日本を表現する自身の哲学にも及びます。...