国内外の希少な書籍を独自のセンスで選びとり、知られざるアーティストやデザイナーをこれまで多く紹介してきた「ユトレヒト」。スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動するガラス作家、山野アンダーソン陽子さんと、彼女とガラス工房をシェアする作家6人による展覧会が、いま開催されています。今回のテーマは、ブックエンドとペーパーウェイト。7人それぞれが自分自身の作品と並行して、約1年をかけて制作してきたプロジェクトだそうです。やわらかで温かみのある表情をもち、いわゆる西洋的に華やかで装飾的な製品とはひとあじ違う、美しい作品をつくりだす山野アンダーソン陽子さんは、本棚にあったら嬉しい佇まいと機能...